Delphi研究、その他コンセンサス形成研究

Delphi研究、その他コ
ンセンサス形成研究

Delphi and Other Consensus Building Studies

デルファイ研究は、専門家パネルに対して複数回のアンケート調査を行い、意見の収束(コンセンサス)を図る手法です。 匿名で回答を行い、各ラウンドごとに回答結果の要約をフィードバックすることで、 専門家間の偏りを減らしつつ、より妥当性の高い合意形成を得られる点が特徴です。

DELPHI STUDIES

Delphi研究の特徴

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匿名性

対面会議で起こりがちな同調圧力を防ぎ、より純粋な専門的判断を集め
ることが可能になります。

対面会議で起こりがちな同調圧力を防ぎ、
より純粋な専門的判断を集めることが可能
になります。

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反復フィードバック

複数ラウンドの質問票→集計→匿名フィードバック→回答修正という反
復プロセスを通じて、徐々に意見の収束を目指します。

複数ラウンドの質問票→集計→匿名フィー
ドバック→回答修正という反復プロセスを
通じて、徐々に意見の収束を目指します。

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物理的な会議不要

時間・場所・移動の制約を受けません。オンラインツールなどを使って
実施されています。

時間・場所・移動の制約を受けません。オ
ンラインツールなどを使って実施されてい
ます。

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専門家パネル

専門家による知見を体系的に統合することを目的としています。

専門家による知見を体系的に統合すること
を目的としています。

VALUES OF DELPHI STUDIES

Delphi研究がもたらす価値

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臨床現場のアンメットニーズを特定

複数の専門家の知見を体系的・匿名で収束させるため、個人の声ではなく、臨床現場が抱える本質的な課題を客観的に抽出可能。

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エビデンスギャップの可視化

結果から得られる専門家合意はどの領域にデータが不足しているか、RWE・PMS・探索的研究の優先順位、どの評価項目や患者集団が妥当かなど、研究企画の科学的根拠として極めて重要。

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KOLとの関係性の深化

匿名性・多ラウンド・定量評価というバイアスを最小化した科学的手法のため、KOLからの信頼性が高い。これにより「企業の主観で議論が誘導されているわけではない」「あくまで専門家としての知見が科学的に反映されている」という信頼感が醸成され、MAとKOLの関係性に「透明性」「科学性」という強い基盤が構築される。

DISEASE AREAS

Delphi研究が適している疾患領域

医学的合意が分かれている領域や、明確なガイドラインが存在しない領域で特に有効です

治療選択が多く、判断が複雑な領域

がん領域

自己免疫疾患

中枢神経領域

心血管領域

治療アルゴリズムが複雑で、医師の判断が分かれやすいため、専門家合意の形成が役立ちます。

エビデンスギャップの大きい領域

希少疾患

小児領域

新規モダリティ
(遺伝子治療・細胞治療)

データ不足のため、専門家の知見を体系化する必要が高い領域です。

患者中心の評価が重要な領域

糖尿病、心不全、皮膚疾患、
慢性疼痛など生活疾患

婦人科領域

QOL・PRO・症状負担など、患者視点の評価軸を整理する際に有効です。

WHEN TO CONDUCT DELPHI STUDIES

Delphi研究を実施するタイミング

Delphi研究やその他のコンセンサス研究は、開発初期〜上市後まで幅広い場面で活用できます

開発初期

疾患理解とアンメットニーズの整理が必要なタイミング

  • 疾患の診療実態や課題の明確化
  • 重要視されるアウトカムの整理
  • 患者層の優先順位づけ
  • 競合治療との違いを定義する基盤形成

臨床開発期

治験デザインの妥当性を確認するタイミング

  • 主要/副次アウトカムの妥当性
  • 包含/除外基準の臨床的妥当性
  • 医療現場での真の課題との整合性
  • Comparator設定に関する合意形成

承認申請直前〜上市前

製品の「科学的ポジショニング」を整理するタイミング

  • 新薬がどの患者群で最も価値を発揮するか
  • 既存治療の課題と、専門家が重視する利用場面
  • KOLの優先課題・期待値の整理

市販後

実臨床におけるデータ不足や課題解決に活用するタイミング

  • 実臨床での適正使用の合意形成
  • RWEやPMSの優先研究テーマの特定
  • 治療アルゴリズムへの位置づけ
  • 特定サブグループでの有効性・安全性理解